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医者のいない病院

『旅の重さ』中で触れたことが、気にかかっていたのであろうか、昨夜、夢に出てきた。

「読みたい本のない図書館なんてなんとかを入れないコーヒーどころか、医者のいない病院みたいなものだ。」このセリフを吐いた人のことを思い出したのだ。夢の中で。
なんとかを入れないのなんとかは「クリープ」である。具体的な商品名なので、図書館報の中では「なんとか」としてごまかした。当時のテレビCMで、しょっちゅう流れていたフレーズである。「クリープを入れないコーヒーなんて・・・」の・・・を埋める、そんな遊びだっか、CMの延長だったかがあったように記憶する。そこで、ネットで調べてみた。以下の引用は「一世を風靡したテレビCM 2」から。昭和48年(年代はぴったり一致)の欄

クリープを入れないコーヒーなんて・・・」と渋い中年の魅力、芦田伸介が暖炉でクリープ入りのコーヒーを飲む。他にも、「クリープを入れないコーヒーなんて・・・」を喩えるフレーズを各界の人に募集。例えば野球解説者の青田昇氏「ホームランの出ない試合のようですね。」大賞を取ったのは、「クリープを入れないコーヒーなんて、女性のいない世の中のようなもの。」ほかのサイトでは、手塚治虫の「風刺のないマンガのようなもの」を紹介していた。

そこで、私が「クリープを入れないコーヒーなんて、読みたい本のない図書館のようなもの」と言ったところ、「読みたい本のない図書館なんてクリ-プを入れないコーヒーどころか、医者のいない病院みたいなものだ」と強烈な図書館批判をした30歳前後の女性がいた。「子どもの本を読む会」の席上であった。その女性が、夢に出てきたのだ。姓も名も思い出した。夫の顔も、二人の息子の顔も、ついでに舅の顔も思い出した。彼女は、いわゆる転勤族で、ほかの図書館を使った経験があり、いま通う図書館の貧弱さに憤りさえ覚えていたのであろう。

さて、現在「読みたい本のない図書館なんて・・・」で、・・・を募集があったとしたら、あなたは、どうこたえるであろうか。

  夢果てて行き着くところ枯堤

  

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Comments

新刊のない図書館。予算が乏しいから。夢のない予算配分をする行政ですね。きっと道路とか箱ものを作っているのでしょう。

小生は4年前から基本的に図書館を利用している。新刊は読みたいけど、競争(予約)があってなかなか読めない。
でも、普通の本屋の店頭からは見かけなくなった本が一杯あるので、逆に楽しいってこともある。

「旅の重さ」、懐かしいですね。正体不明の作家ということで尚、話題になったし、映画にもなったっけ。
この本を読んだのは18歳だった。今、53歳。
旅の重さどころか、人生そのものが重いって感じている。
それでも、淡々と歩いていく…。ホント、人生は旅、宛てのない旅です。

Posted by: やいっち | February 09, 2008 at 10:54 PM

やいっち様
「本を読む人はかばねやみ」と、この辺では言われていました。かばね=体 やみ=病み つまり病気。病気で働けないから本を読んでいる。そこから、さらに、「体を動かすのが嫌な怠け者が本を読む」そんな意味であります。つまり、図書館など、ホントは不必要、そういいたい人が、理事者のなかにもいたのでした。現在も、似たような方々がいらっしゃるようです。

Posted by: mitleben | February 10, 2008 at 04:19 PM

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