この前の日曜日のことである。用は月曜日にあって、日曜一日が暇になった。10時頃から動き出して、まず、購入を依頼されていた谷川俊太郎編『祝婚歌』を大型書店で探した。運良く最初の店で見つかったので、時間が大きく余った。
近くにモノレールの駅があり、神田から移転した母校が沿線にある。時間つぶしに乗ってみた。裾野近くまで雪を頂いた富士山がほんの少し霞んではいたが綺麗に見えていた。
日曜日と春休みのせいで、学生の姿は少なく、代わりに動物園に行く親子連れが多かった。動物園の門を上から見下ろして、今は42歳にもなる長男を連れてきた記憶を少し思い出したりしていた。
モノレールの旅は1時間もかからなく、次の時間つぶしを中央図書館で探してみた。桜はまだ、少し早いが公園か緑地を散歩できれば、それでいいかと近場を探して、霊園に行くことにした。霊園にした理由は、霊園までの電車、その線に、まだ乗ったことがないからと、少年のような理由である。
初めての線、初めて降りた駅、早速迷った。大きな広がりがやや高くなっていたホームから見渡せたので、そこを目指して歩くと大学のキャンパスだった。東京外国語大学であった。下町近くにあったような気がする大学だが、時は移ってしまっているのだ。
霊園は彼岸近くの日曜日。車出、人出が多く感傷に浸るような雰囲気ではない。第一、天気が良すぎた。汗ばんでもコートも脱がず、正門から裏門へと歩いてみた。裏門近くにあったはずの知人の墓は見つからなかった。私の記憶が消えたのであろうか。墓が消えたのであろうか。空き地になった墓地が数箇所あったが・・・?その日の散歩数32667歩。最近にない歩数となった。
服部金太郎の墓あり師を想う
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