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2009/07/01

先月読んだ本

ココログの障害で、「今月読んだ本」が「先月読んだ本」に変更になりました。ココロが少しサワギマス。

『東電OL殺人事件』 佐野眞一 新潮社 2000

『風の歌を聴け』 村上春樹 講談社 1979

『時の渚』 笹本穣平 文藝春秋 2001

『7days in BALI』 田口ランディ 筑摩書房 2002

『島の少年』 内海隆一郎 河出書房新社 1997

『永遠の1/2』 佐藤正午 集英社 1984

『透明な旅路と』 あさのあつこ 講談社 2005

『樅の木は残った(上)』 山本周五郎 新潮文庫 1958

   『東電OL殺人事件』は、続編を先に読んだので読んでみたのだが、続編のほうがデ   キとしては、よかったのではないか。殺されたOLの深層心理への迫り方と犯人とされているネパール人無罪説。続編の方に力があったと思う。それにしても「裁判員制度」に我々は正しく参加できるのだろうか。プロが描くシナリオに完全に組み入れられるだけで、苦くて、苦しい記憶だけが残る人が大勢生れるだけではないのか。冤罪事件に巻き込まれてそれを回避できる可能性はほとんど無いと思うのだ。

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コメント

『東電OL殺人事件』私は著者の最初のしか読んでないように
思うのですが、というのは続編があるのを知りませんでした。
東電OLのことは、確か桐野夏生が「グロテスク」という作品で
取り上げていたと思いますが(読んでないので分かりません)
著者が犯人とされた「ゴビンタ」という人の故郷まで訪ねて行
ったのに興味を覚えて注目したことを思い出しました。確か
高裁まで有罪であったように思いますが、その後どうなったか
皆目分かりません。教えていただけませんか?それにしても
裁判員制度というものの恐ろしさは、裁く方にも「あの判断で
良かったのか」と悔恨の思いが一生附いて回る気がします。

投稿: 岡ちゃん | 2009/07/02 22:04

岡ちゃん様
東電OL殺人事件の裁判
  2000.04.14 東京地裁 無罪
  2000.12.22 東京高裁 無期懲役
  2003.10.20 最高裁 上告棄却 無期懲役確定
佐野眞一の続編『東電OL症候群』は、最高裁判決については、言及していません。それ以前の作品ということです。
  その代わりにというわけではありませんが、つい最近の冤罪事件「足利事件」にも関わり、無罪判決直後のゴビンダの再拘留に関わった東京高裁判事の少女買春事件と弾劾裁判による法曹資格剥奪2001.11.までをルポしています。
  これを読むと、人を裁くということが、プロの裁判官にとってもどれだけ大変かが、よくわかります。それをシロウトに無理やりやらせることになる裁判員制度、わたしは、納得していません。

投稿: mitleben | 2009/07/03 10:52

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