チェンジング・ブルー
昨日もどうやら記事をアップ仕損なっていたようだ。かなりの重症の忘却症になっているようだ。そこで、明日の備えをしておこうと思う。
明日は月末、「今月読んだ本」を予定している。その中の1冊を今日、前もって書いておこうと思うのだ。
『チェンジング・ブルーー気候変動の謎に迫るー』 大河内直彦著 岩波書店 2008
5月の読書時間は、ほとんどこの本と共に過ごしたような感覚だ。多分、初めて読んだ科学系の本である。まったく門外漢の私が何故この本に手を出したか?『図書』の記事に触発されたからである。つまり、岩波の宣伝策に、まんまと、はまったのである。4月か5月号かの『図書』で、著者が自著(つまりこの本)について語っている頁があり、それを読んで、単純に「読んでみたい」と思ったのである。
もちろん、図書館にあればという前提があったのだが、運良く地元の図書館が所蔵していた。県内他館はほとんど所蔵していなかったから、「いい選択」をしていたと思う。
文句なく、面白い本だった。面白いといっても、内容が理解できたという意味ではない。なにしろ、文科系の、それもアバウトな頭脳の私、このような科学的な、初めて知る分野の言説に、ついていけるわけは、ないのだが、著者には、私のような素人にも十分配慮しているのか、「素人にも読ませる力のある文」を書いている。
出てくる学説も人名も読んだ傍から忘れる、この私にも最後まで読ませてくれた。著者に読ませる文を書く力がある証拠である。もうすこし、若い、記憶力の在る時代に、このような本を読む機会があったならと衰えた頭脳を残念に思う。
一言で言うなら、これは「気象学史」。学問の歴史を記述して、恰好の気象学入門書となっている。すべての学問に、このようなすぐれた入門書があれば、どんなにいいことかと思う。
四六時中曇り脳一瞬の青空
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