俳人 鈴木しづ子 Appendixes
Appendix 1 東京
この前の土曜日大急ぎで東京へ、往復した。
楽しい旅ではなかった。
その間の不毛な時間を「鈴木しづ子」で埋めた。
わざわざ「補遺」として、1項目あげることもないのだが、
東京生れの東京育ちのしづ子が、東京をどう思っていたのか、考えていたので・・・。
往復の車中、群木鮎子こと、鈴木しづ子の底知れぬ孤独感にシンクロしようとしていた。
東京と生死をちかふ盛夏かな 『春雷』
大空襲のときも東京を離れなかったしづ子が、岐阜へ行った。
柿秋葉東京ことば愛でられて 『指環』
岐阜へ来たのは母の墓を建てるためとはいうが・・・。
わが不幸東京に見し冬の蝶 「樹海」
東京には 悲しい過去が。
星凍てたり東京に棲む理由なし 『指環』
東京に住んでももういいことはなさそうで。
拭ぐう雨東京の土踏むことなし 「樹海」
もう二度と東京には足を踏み入れまい。
Appendix 2 参考資料
1 『春雷ー鈴木しづ子處女句集』 羽生書房 昭和21年2月10日発行 原本を所蔵する図書館がかなりある
2 『指環』 随筆社 昭和27年1月1日発行 原本所蔵館見つかっていない
3 『現代100名句集第6巻』 東京四季出版 2004.11.1. 『指環』所収 p147-160
4 『女流俳句集成 全一巻』 立風書房 1999 宇多喜代子が『春雷』『指環』から選句
原本から採ったと思われる顔写真あり
5 「樹海」月刊 川崎 樹海社 国立国会図書館所蔵3巻5号-12巻2号 欠(3巻7号~4巻1号、4巻4号~12号)
6 「餐燈」月刊 札幌 餐燈発行所 1952- 北海道立図書館所蔵 No.13,17,18,20,21 群木鮎子散見
<1>「樹海」昭和23年7月号 「体内に君が血流る正座に耐ふ」の自解
<2>石田小坡:「指環の世界 鈴木しづ子断想」 「アカシヤ」昭和27年5月号
<3>神田秀夫: (タイトル不詳) 「樹海」昭和27年6月号
<4>高柳重信:(書評指環) 「薔薇」創刊号昭和27年8月号
<5>河野喜雄:句集『指環』に就て 「俳句新潮」第10号
<6>『愛と人生の俳句』金子昌煕著 洋々社 昭和49年 しづ子評価に誤解があるか?
<7>川村宣有貴:鈴木しづ子追跡 「俳句空間」12号-21号 弘栄堂 国会所蔵
<8>『折々のうた第八集』大岡信著 岩波書店 1990.2.(岩波新書)
<9>水引幸大:春雷の聞こえる午後ー性を謳った女流俳人鈴木しづ子について
「魔王2号」書肆不死者画報 2003.5.30.
<10>『名句鑑賞読本 藍の巻』行方克巳・西村和子著 角川書店 2005.6
(1)『凍てる指』江宮隆之著 河出書房新社 1992.4
(2)『風のささやきーしづ子絶唱』 河出書房新社 2004.4.
(3)『脱力の人』正津勉著 河出書房新社 2005.8.
[1] 大井恒行
参考資料も(2)『風のささやきーしづ子絶唱』 河出書房新社 2004.4によるものが多い。
俳人 鈴木しづ子 完

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